エンゼルス大谷翔平投手(27)が「2番DH」で出場し、1回1死走者なしの第1打席に先制点を呼ぶ、左中間への二塁打を放った。相手右腕ウィットロックにカウント1-2と追い込まれたが、5球目の高めに浮いた135キロチェンジアップを捉えた。左中間を割る二塁打とし、チャンスメーク。続くトラウトが中越えの14号2ラン本塁打を放ち、エンゼルスが2点を先制した。

第2打席は3-3の同点の3回先頭。カウント1-1から内角高めの153キロを打って中飛に倒れた。

無死一塁で迎えた5回の第3打席は左腕ディークマンと対戦。暴投で走者が二塁に進み、チャンスが広がったが、空振り三振。続くアデルに適時二塁打が飛び出し、チームは5-3とリードを広げた。

第4打席は同点に追いつかれた直後の7回1死、沢村から交代した左腕デービスに三邪飛に打ち取られた。

同点の9回2死二塁の第5打席。サヨナラのチャンスで打席に立つが、申告敬遠。続くアデルが見逃し三振に倒れ、試合は5-5の延長に突入した。

試合前にはマドン監督解任の衝撃ニュースが球界を駆け巡った一戦。フィル・ネビン監督代行の指揮の下、激しい戦いとなった。