エンゼルスのマイク・トラウト中堅手が、マリナーズ相手に5戦5発と完全復調を実証した。フィル・ネビン監督代行は「まさに頼れる存在」と主砲の貢献をたたえている。

4回に放った3戦連発の21号2ランは、3試合連続の勝利打点。5月下旬から自己ワーストの26打席無安打のスランプも経験したが、直近5試合で5発を放って今季計21本塁打。本塁打王争いでメジャートップのアーロン・ジャッジ右翼手(ヤンキース)に4本差と迫った。

マリナーズとのシリーズに臨む前、エンゼルスは20試合中18試合を落とし、14連敗も経験したが、この5連戦は4勝1敗で勝ち越し。トラウトは「これは大きいね。先週ああいう不振を経験した後だから、何試合か勝つことができたのは間違いなく良いことだ」と話した。

ネビン監督代行は、頼れる選手の活躍を見ることはチーム全体にとって励みになり、それがチームをけん引する存在であるとコメント。「それが毎回、彼(トラウト)である必要はないが、今週末に関して言えば、まさに彼が頼れる存在だった」と活躍をたたえた。

なお、エンゼルスの大谷翔平選手は「3番DH」で出場し、4打数無安打と3試合連続無安打に終わった。(AP)