死球を巡り、17分間の中断となる大乱闘があった。伏線となったのは、前日の試合でエンゼルスの主砲、マイク・トラウト外野手の頭部付近に投じられた投球だ。

5-3とマリナーズがリードした25日の9回2死二塁、マリナーズのスワンソン投手が、トラウトの頭部付近へ投球した。ここで申告敬遠となったのだが、不穏な空気が漂った。トラウトは試合後に「内角に投げられないのなら、内角に投げるな。もし当てるのなら、肋骨(ろっこつ)に当てろ。頭に当てるな。意図的なものかどうか分からないが、そういうことはすべきでない」と語っていた。