エンゼルスが4連敗で今季最多の借金8となった。マーリンズのエース右腕アルカンタラに対し、打線が沈黙。100マイル(約161キロ)前後の直球とツーシーム、チェンジアップを効果的に使われ、8回までで10奪三振を喫した。

2点を追う9回に1死満塁のチャンスから4番ウォードの犠飛で1点差としたが、反撃もここまでだった。チームを指揮したハセルマン捕手コーチは試合後、「選手たちは戦い続けていて、チームは出来ることを全てやった。あと少しのところだった」と語った。相手の先発アルカンタラについては「球に非常に動きがあった。98~99マイル(約158キロ~159キロ)で動く。それは(攻略するには)ちょっと難しい。直球にも動きがあるし、2-0(2ボール)からでもチェンジアップでストライクがとれる」と完敗だった。

この日28歳の誕生日を迎え、「3番DH」で出場した大谷翔平投手(28)はアルカンタラとの対戦で3打数無安打。9回に2番手の左腕スコットから四球を選んで1死満塁とチャンスを広げたが、勝利にはつながらなかった。

エンゼルス打線は11三振で5試合連続の2ケタ三振。5試合で69三振を喫し、わずか1得点で大谷の誕生日を白星で飾れなかった。