マリナーズの新人フリオ・ロドリゲス外野手(21)が、ホームランダービーで2連覇中だったメッツのアロンソ内野手も倒し、決勝進出の快進撃をみせた。決勝ではナショナルズのソト外野手に敗れ準優勝に終わったが、伏兵の大躍進だった。

メジャー1年目の今季は、春季キャンプから球団会長兼インストラクターのイチロー氏(48)に特別指導を受けてきた。試合前の練習でイチロー氏が打撃投手を務め、ロドリゲスが打つ。キャッチボールのパートナーも同氏が務め、その中で多くのことを学んできた。ここまで91試合に出場し、チーム最多タイの16本塁打、同最多の52打点。現在14連勝中のチームに大きく貢献している。

ホームランダービー前に行われたオールスター戦の公式会見で、ロドリゲスは「イチローは、僕がオールスターに選ばれたときすごく喜んでくれた。そして楽しめと言われた。これは、これから数多く出場するオールスター戦のうちの最初だから、楽しんでと言ってくれた」と明かした。