エンゼルス大谷翔平投手(28)が20日(日本時間21日)、米スポーツ専門局ESPNの年間表彰「ESPY賞」で「最優秀男性アスリート」に選ばれた。日本人では初受賞。NBAのステファン・カリー、NFLのQBアーロン・ロジャーズ、NHLのコナー・マクデビッドとともにノミネートされていた。前人未到の投打二刀流が、野球界を超えた存在として、認知された。

スーツ姿の大谷は、ビデオメッセージで出演。オールスターの打席直前と同じく英語で「候補者の方々おめでとうございます。皆さんと同じカテゴリーに入れて、とても光栄です。皆さんは最高です。ありがとうございます。すべてを楽しんでください。終わった後のパーティーも」とコメントした。

同賞は優れたスポーツ選手に贈られる年間賞で93年に創設。あらゆるスポーツ界から最優秀選手やチーム、パフォーマンスが選出され、米スポーツ界のアカデミー賞とも呼ばれる。

野球界では過去に94年バリー・ボンズ、96年カル・リプケン、98年ケン・グリフィー・ジュニア(ゴルフのタイガー・ウッズと同時受賞)、99年マーク・マグワイアが獲得。大谷はメジャーリーガーとして23年ぶりの受賞となった。

大谷はまた「ベストMLBプレーヤー」にも選ばれた。こちらは2年連続受賞。ハーパー(ナショナルズ)、ジャッジ(ヤンキース)、ソレア(マーリンズ)とともにノミネートされていた。

21年には、テニスの大坂なおみが「最優秀女性アスリート」に輝いている。