エンゼルス大谷翔平投手(28)が、6月2日のヤンキース戦以来となる今季5敗目を喫した。「1番DH兼投手」で出場し、6回1/3で6安打6失点、11奪三振で降板。投手では昨季のワールドチャンピオンを相手に6回まで1安打無失点と粘っていたが、7回無死一塁からオルソンに先制2ランを浴び、8番アルシアには痛恨の3ランを浴びた。

日本人選手では最多となる5試合連続の2ケタ奪三振をマーク。シーズンではメジャー最速となる101・2マイル(約162・8キロ)も計測した。打者では3打数無安打に終わった。

-敗戦も、5試合連続2ケタ奪三振

空振りも取れてましたし、球数の調整もうまく出来ていたと思います。ラストイニングだけが悔やまれるかなと思います。

-6回までと7回の違いは

先頭のフォアボールが痛かったなとは思いますね。こっちの攻撃が打ちあぐねて、チャンスは作ってるけど、得点出来ないという悪い流れのなかで、先頭をしっかり切れなかったというのが一番かなと思います。

-援護がない状態で投げることの難しさ

1点も許されないっていう、もちろん、そういう難しさはあります。シンプルに今日は先制点を取ったほうが、後半、ほぼほぼ勝つ確率が高くなるというところで、2点をホームランで取られたのは、今のうちにとっては重い2点だったかなと思います。

-シーズン後半戦の初戦に勝って、リズムに乗りたかった

そうですね。やっぱり勝っていい流れで行きたかったですけど、さすが、強いチームだなと。打線というか、そういう攻めをしてたんじゃないかなと思いますし、ウチは逆にチャンスを作ったけど、点を取れなかったっていう、そういう差かなと思います。

-去年のワールドシリーズのチャンピオン。3巡目で対応してきたようなところに強さを感じた

チャンスをしっかりものにしてくるあたりは、やっぱりさすがだなと思いますし、失投をしっかりと打てるというか、結果につながれるというのが、強いなと思いますね。

-投手として規定投球回数に達した

長い回を投げるのが1つ仕事ですし、100球ぐらいはどんな状態でもいかないといけないので、もっと本来、あの球数なら、8回、9回までいかなきゃいけないような試合展開でしたけど、なかなかそう出来なかったのが悔やまれるところかなと思います。

-チームを取り巻く状況の苦しさをどう感じる

もちろん、いいチーム状態というか、野球が出来ているかといえば、そうではないので、その中で出来ることを精いっぱい、1人1人、やらなければいけないですし、特に先発ピッチャーは試合を作っていって、最後の最後まで勝てるチャンスを残していかなきゃいけないので、2ランホームランを打たれた後も、しっかり、抑えられればよかったですけど、なかなか、最後は厳しい感じだったかなと思います。

-援護点がないことに対する精神的なきつさは

スコアリングポジションで(回って)来た打席もありましたし、そこで1点入ってれば、もっともっとこっちの流れに出来たんじゃないかなとは思うので、ピッチャーの攻めも含めて(相手が)しっかりした野球をしてるなと思いますね。