シーズン前半戦の終盤から離脱しているエンゼルスのマイク・トラウト外野手(30)が、試合後に現状を語った。「ここ2日間でかなり良くなった。今、すごくいい感じになっていて、毎日、回復している」。12日(同13日)のアストロズ戦で背中の違和感を訴えて途中交代し、その後の試合は欠場が続いている。

15日(同16日)から負傷者リスト入りし、オールスター戦には参加したが、出場は辞退した。シーズン後半戦がスタートしても復帰の見通しが立たず、守備練習や打撃練習が再開出来ていない状態だ。

ロイヤルズ戦の試合前、フロスタッド球団トレーナーが状況を説明。背中の治療を専門とする医者の診断で、野球選手にはめったに見られない症状だという。長期離脱の可能性を指摘され、同トレーナーは「ある程度、それについても心配しないといけない」と話した。

米メディアの報道では、同トレーナーの見解として、今季だけでなく今後のキャリアも考慮して治療する必要があると伝えられ、トラウトには家族や知人から心配のメッセージが多く寄せられたという。「気にかけてくれて感謝しているけど、僕のキャリアは終わっていない」と笑顔を見せ、今季中の復帰についても「もちろん、そのつもり」と前向きに話した。