MLB公式サイトは27日、新人フリオ・ロドリゲス外野手(21)が最長で18年、最大4億7000万ドル(約635億円)の大型契約で合意間近だと伝えた。年数、金額ともにメジャー史上最大となる可能性がある。

契約は今季から29年まで8年1億2000万ドル(約162億円)がベースとなる。MVP投票の順位などから8年か10年のクラブオプションがあり、これをマ軍が行使した場合2億ドル(約270億円)から3億5000万ドル(473億万円)となる。

過去のメジャーリーグで最大契約は、トラウトがエンゼルスと19年に結んだ12年4億2650万ドル(約576億円)。メジャー登録日数が1年未満の選手では、昨年11月にレイズがワンダー・フランコ内野手(21)と結んだ11年1億8200万ドル(約246億円)を上回る史上最高額となる。

マ軍が7年目終了時にオプションを行使しなかった場合、8年契約終了時にロドリゲスは5年9000万ドル(約122億円)の選手オプションを行使できる。

ロドリゲスは今季からメジャーデビューし、108試合で打率2割6分9厘、20本塁打、64打点、23盗塁の成績を残している。オールスターにも出場した、ア・リーグ新人王の最有力候補。ドミニカ共和国出身で「J・ロッド」の愛称で知られる。

マリナーズ球団会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏を慕っており、一緒にキャッチボールを行っている。