パドレスのダルビッシュ有投手(36)が、6回を5安打2失点、8奪三振1四球で、メジャー自己最多タイとなる今季16勝目(7敗)を挙げた。クオリティースタート(QS)は、リーグトップの今季24度目で、直近では22試合連続で6回以上を投げている。

4回には先頭にこの日唯一の四球を与えたものの、2人目から3者連続の空振り三振と相手打線を圧倒。速球、変化球を織り交ぜ高低と内外角を自由自在に使い、打者を翻弄(ほんろう)した。投球分析家「ピッチングニンジャ」ことロブ・フリードマン氏も、この3者連続奪三振に注目し、動画を投稿した。

メルビン監督はダルビッシュの投球に「今日も素晴らしかった。たぶんいつもよりカットボールを多く使っていたと思うが、同じ変化球でもタイプの違うものを投げたり、多彩だった。たぶん、カーブなら大きい曲がりとそうでないものとか。熟練した投手の投球だった」と称賛した。

【動画】速球、変化球を自由自在!3者連続三振を奪うダルビッシュ有

◆ピッチングニンジャ Youtubeやツイッターで有名な投球分析家ロブ・フリードマン氏のハンドルネーム。ツイッターアカウントはフォロワー数37万人超え。本職は弁護士だったがMLB公式サイトや専門局ESPNなどでも投球分析を行っており、野球界で最も優れたSNSアカウントとも呼ばれる。ダルビッシュ投手ら選手ともたびたび対談しており、対談動画も公開。彼の動画がきっかけでMLB球団と契約した選手もいる。