エンゼルスは試合前、6月に右手首手術を受けたアンソニー・レンドン内野手(32)を60日間の負傷者リスト(IL)から復帰させたと発表した。同時に、この日から5試合の出場停止処分が適用され、試合出場は10月3日(同4日)からのシーズン最後の敵地でのアスレチックス3連戦中になる見込み。

レンドンは2019年12月に7年総額2億4500万ドル(約355億円)の大型長期契約で大きな期待を背負いナショナルズからエンゼルスに移籍。だが移籍後はケガがちとなり、20年は52試合、21年は58試合の出場にとどまった。今季はここまで45試合に出場し、打率2割2分8厘、5本塁打、24打点で、5月28日から負傷者リスト入り。手術当初は今季中の復帰が絶望的と伝えられていた。

6月26日のマリナーズ戦では、負傷離脱中にもかかわらず乱闘に加わり、相手選手の顔をたたいたとして5試合の出場停止処分を受けた。IL入り中には処分が受けられないため、ここまで保留となっていた。

レンドンはこの日の試合前、打撃練習を行い、ILからの復帰が決定。球団は選手登録枠を空けるため、今季打率2割3分1厘の一塁手のマイク・フォード内野手(30)をメジャー40人枠から外した。