アストロズのマーティン・マルドナド捕手(36)がワールドシリーズ第1戦で使用したメープル製のバットを、性能面ではなく安全面を理由にMLBが使用禁止を通達したと29日(日本時間30日)、MLB公式サイトなどが伝えた。

複数メディアによると、マルドナドのバットは今季限りで引退したカージナルスのアルバート・プホルスのもの。マルドナドはレジェンドに敬意を表するため、バットを数本譲ってもらい大舞台で使用したという。

だが、メープル製のバットは折れた際に破片が散らばりやすく、08年シーズン終了後から制限されていた。特例で11年シーズンより前にデビューした選手は使用が認められているが、マルドナドは11年9月デビューのため使用ができなかった。第2戦では通常のバットに戻したという。

マルドナドは「プホルスは親しい友達。以前から関わりがあって、アナハイムでも一緒にプレーした。彼に数本バットをお願いして、第1戦で使ったんだ」と明かし「機構から電話で、バットの使用できる条件を満たしてないって言われたんだ。大した問題じゃないよ。ルールだし、それに従わなければいけないから、今日は使わなかった」と説明した。