米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーモア」が10日、複数の記者の予想をもとに、今オフのフリーエージェント(FA)選手50人をピックアップしてランキング形式で発表。ソフトバンクからメジャー移籍を目指す千賀滉大投手(29)を11位と評価した。

同サイトはこのランキングについて、あくまで予想契約金の大きい順にランク付けしており、ある選手が別の選手よりも上にランキングされているからといって、そこに必ずしも絶対的な力の優劣があるとは言えないと前置き。その上で、年齢、市場における希少性、このところのパフォーマンス、耐久力などはFA選手を獲得する際に大きな要素になると説明した。

千賀については5年総額7500万ドル(約112億5000万円)と見積もり、2人の記者がレッドソックス、1人がカブス、もう1人がパドレス入りを予想。「日本や韓国からMLBに挑戦する投手には不確定な要素があるものの、速球を武器とする千賀は世界2位の野球大国といっても間違いのない場所で活躍しており、全盛期にあるエース」だと紹介した。

同サイトは、ポストシーズン進出を狙う球団でローテーションの3番手か4番手を担うのではないかとの見解も一部にはあるとしつつ、「千賀のスプリッターの球速とクオリティーを考えれば、複数の球団がもっといけると考えている可能性はある」としている。