来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)キューバ代表に、ホワイトソックスのヨアン・モンカダ内野手(27)とルイス・ロバート外野手(25)が加入する可能性が浮上した。両選手が同代表ロースター候補50人の中に入ることに合意したと、MLB公式サイトのフランシス・ロメロ記者が伝えた。まだホワイトソックスの許可を得る必要があるため正式確定ではないが、両選手は出場を希望しているという。

モンカダは2014年にキューバから亡命し、16年にレッドソックスでメジャーデビュー、17年からホワイトソックスに所属。19年にはリーグ3位の打率3割1分5厘をマークし、25本塁打、79打点と活躍した。

ロバートは16年に亡命し、20年にホワイトソックスでメジャーデビューし、新人でいきなりゴールドグラブ賞を受賞。昨季は68試合で打率3割3分8厘をマークし、今季も打率2割8分4厘、12本塁打、56打点と活躍した。

キューバ代表チームにはすでにタイガースのアンディ・イバネス内野手(29)とメッツの救援右腕ヨアン・ロペス(29)も代表候補入りが伝えられている。モンカダ、ロバートというメジャー主力クラスの選手のキューバ代表入りが正式に決まれば、野球界にとっては歴史的な出来事となり、大きな戦力強化となる。

キューバはWBC1次ラウンドで台湾、オランダ、イタリア、パナマと同じA組。勝ち進めば2次ラウンドで日本と対戦する可能性もある。