ヤンキースが、今季MVPに輝きFAとなっているアーロン・ジャッジ外野手(30)に8年総額で約3億ドル(約420億円)のオファーを出したとESPNのジェフ・パッサン記者が報じた。年平均では3750万ドル(約52億5000万円)となり、エンゼルスのマイク・トラウト外野手(31)の3550万(約49億7000万円)を抜き野手の史上最高額となる。

10月30日付のMLB公式サイトによると、ジャッジについてはジャイアンツも獲得に本腰を入れており、獲得競争でさらに金額が上がる可能性があるとみられているという。球界関係者からも、さらなる上積みを期待する声が出ている。元メジャーの強打者を父に持つゲーリー・シェフィールド・ジュニア氏は「ジャッジと再契約するにはまだ十分な金額ではない」とし、40本塁打40盗塁を達成したホセ・カンセコ氏(58=元アスレチックス)は「ジャッジなら10年3億8000万ドル(約532億円)だ」と投稿した。

MLBネットワークのジョン・モロシ記者は「ジャッジは、ウインターミーティングが終了する前の12月7日までに契約の決断をする見込み」としており、今後1週間が注目される。