年俸調停前の選手に分配されるボーナスの金額が決定し、最高額はホワイトソックスの先発右腕ディラン・シース投手(26)の約246万ドル(約3億4400万円)だった。9日(日本時間10日)、MLB公式サイトが伝えた。シースは今季14勝8敗、防御率2.20でサイ・ヤング賞投票2位に入った。

この制度は今年3月の新労使協定で定められたシステムで、年俸調停前の選手(メジャー登録3年未満)は最低年俸付近となるため、その救済として設けられた。金額は新人王などの各賞の投票順位とWAR(選手の価値を総合的に示す指標)によって決まる。シースはサイ・ヤング賞投票2位による175万ドル(約2億4500万円)と、WARでの約71万ドル(約9940万円)の合計額となった。シースの今季の年俸は75万ドル(約1億500万円)のため、その3倍以上となる。

分配金2位はアストロズの指名打者ヨルダン・アルバレスの約238万ドル(約3億3300万円)、3位はブルージェイズの先発右腕アレク・マノア投手の約219万ドル(約3億700万円)。200万ドル以上は3選手のみで、100万ドル以上200万ドル未満は8選手だった。