ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(48)が、今月中旬に開催された「タンザニア甲子園大会」で応援メッセージを送った。

同大会は一般財団法人アフリカ野球・ソフト振興機構(J-ABS:ジェイエイブス)が、タンザニア野球・ソフトボール連盟との共催で開催している14歳から17歳前後の学校チームを対象にしたもので、今回で節目の10回目。特別枠で南スーダンのチームが加わり、男子野球10校、女子ソフトボール5校、計250人が参加した。南スーダンは2011年の独立後、400万人が難民、避難民となり、この大会に出場した13選手のうち3人は難民キャンプに収容された経験があるという。

J-ABSのエグゼクティブ・ドリームパートナーを務める松井氏は大会で南スーダンチームの初参加を祝福。「僕が16歳で初めて甲子園のバッターボックスに立った時は足が震えて止まりませんでした。ワールドシリーズでもそこまで緊張したことはありません。試合が始まったら、皆さんも緊張するかもしれません。これまで練習してきた自分を信じ、仲間を信じて思い切り、楽しくプレーしてください」とメッセージを送った。