今季終了後にFAとなるエンゼルス大谷翔平投手(28)に対し、メッツのオーナーを務めるスティーブ・コーエン氏(66)が、早くも獲得へ向けて本格的に検討していることが明らかになった。ニューヨークの地元局「SNY」のアンディ・マルティノ記者が25日(日本時間26日)、伝えた。

大富豪として知られるコーエン氏は20年、史上最高額の24億2000万ドル(約3150億円)でメッツを買収。今オフもジャスティン・バーランダー投手(39)、千賀滉大投手(29)らを続々と獲得するなど、資金を惜しむことなく大型補強を続けてきた。

同記者によると、大谷獲得については、すでにフロント上層部との話し合いを開始。複数の若手有望株を放出するシーズン中の交換トレードではなく、FAとなるシーズン後の獲得を目指しているという。

今季年俸3000万ドル(約39億円)の大谷がFAとなった場合、総額5億ドル(約650億円)の長期契約になると見込まれており、メッツのほか、ドジャースが準備を進めていると伝えられている。