WBCキューバ代表に選出されている前ソフトバンクのアルフレド・デスパイネ外野手(36)が、大会への意気込みや今後について語った。

地元メディア「キューバ・ディベート」が30日までにインタビュー記事を掲載。4度目のWBC出場となるデスパイネは、現在のコンディションについて「初めて出場した09年と同じエネルギーでプレーできるように、オフは集中してトレーニングに取り組んできた。短期間で理想的な体形になるための特別なプログラムを組んでいる。あと15日ほどで準備が整うはず。このような大会では経験がものを言う」とコメント。さらに「一部の人が考えているように、簡単なグループではないと思っている。オランダ、イタリア、パナマ、台湾はベストメンバーで臨んでくる」と警戒した。

同国代表は今大会から初めてメジャー選手が参加する。「メジャーで活躍する選手、そして活躍したことのある選手が加わったことは非常にポジティブ。特に投手と攻撃面でチームを助けてくれる」と歓迎。NPB選手については「日本でプレーしている選手は、質の高い投手と対戦しているからチームへの貢献度は高いだろう。投手陣は昨季も優秀な成績を残し、チームのクローザーとなるべき存在。個人賞も受賞しており、その力を発揮する機会」と話した。

デスパイネは国内リーグでプレーした後、14年に来日。ロッテとソフトバンクで計9年間プレーした。今後については「現時点では日本での契約がなく、日本か他リーグのオファーを待っている状態。だが、今は(国内リーグの)グランマでのプレーを楽しみにしている」と話した。