2012年にア・リーグ3冠王に輝くなどの活躍を見せてきたミゲル・カブレラ内野手(タイガース)が、あらためて今季限りで引退する決意に変わりはないと語った。

4月で40歳となるカブレラは20歳でメジャーデビューしたマーリンズで強打者として頭角を現し、タイガース移籍後の12年に3冠王を達成。これまで首位打者4回、本塁打王と打点王を各2回、リーグMVPも2回獲得するなどの実績を残し、将来の殿堂入りを確実視されている。

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にベネズエラ代表として参加しているカブレラはESPNで、引退表明を撤回して現役を続行したNFLの名クオーターバック(QB)トム・ブレイディのようにはならないかと質問され、「それはない!」と断言。「自分の身体は明らかに今がやめどきだと言っている。これまでグラウンドで成し遂げることができたことには本当に感謝しているが、もう引き際だ」と答えた。

さらに「今季はタイガースでけがなく全力でプレーし、素晴らしいシーズンを過ごせることを願う。唯一の目標はできるだけ多くの試合に出ることで、もっとも重要なのはチームの勝利に貢献すること。そうやってキャリアを終えたい」と続けていた。