日本ハムとソフトバンクでもプレーしたニック・マルティネス投手が、WBC準々決勝を前に米国代表チームから離れた。所属するパドレスのキャンプに戻ってレギュラーシーズン開幕への準備をすることになったと、米国代表のマーク・デローサ監督が明らかにした。

米国は日程上、準々決勝以降の最大3試合が残っているが、マルティネスの先発機会は保証されなかった。

同投手は米国が5-11で負けた第1次ラウンドのメキシコ戦で先発し、2回2/3で5安打、3失点を喫して負け投手となっていた。

デローサ監督はその結果は別として、マルティネスに先発機会を与えるのは公平ではないと感じたと説明。代表からパドレスに戻ってシーズン開幕への調整を図ることに本人も同意したと述べた。

デローサ監督は、準々決勝ベネズエラ戦の先発として、ランス・リン投手を指名。第1次ラウンドのカナダ戦に先発して5回を2安打6三振1失点と結果を出したことを、監督が高く評価していた。(AP)