アスレチックス藤浪晋太郎投手(28)がオープン戦4度目の登板となるドジャース戦に先発。3回に無死満塁のピンチを招くも1失点で切り抜けたことについて、マーク・コッツェイ監督は「変化球を使い、コントロールを取り戻した」と評価した。サンフランシスコ・クロニクル紙が伝えている。

藤浪は1回先頭から2者連続三振を奪い、18年打点王のJ・D・マルティネス左翼手を遊ゴロに打ち取って順調な立ち上がりを見せるも、3回は先頭から3者連続四球で無死満塁のピンチを作った。それでもフレディ・フリーマン一塁手の犠飛のみとし、1失点でしのいだ。

コッツェイ監督は、藤浪がスタッフに対して体の開きが大きくなってしまい、それが制球の乱れにつながったと試合中に話していたと明かした。その上で「彼は何がどうなっているのか、きちんと自覚できている。それは素晴らしいことだ」と話した。

藤浪は4回2/3まで1安打1失点、4三振5四球でオープン戦3勝目。コッツェイ監督は「次のステップは登板中に調整できるようにすることだ」としつつも「だが、彼は変化球を使い、コントロールを取り戻し、アウトを奪った」と、無死満塁を最少失点でしのいだ点を評価した。