MLB公式サイトのウィル・リーチ記者が、メジャー全30球団の各チームについて「欠かせない選手」をピックアップ。エンゼルスからは二刀流の大谷翔平選手、カブスから鈴木誠也外野手を選出した。

新シーズン開幕を目前とし、各球団は準備を進めているが、メッツでは守護神エドウィン・ディアスがWBCで右膝膝蓋腱(しつがいけん)を断裂して今季中の復帰は困難との見込み。ドジャースではギャビン・ラックス内野手が右膝の前十字靱帯と外側側副靱帯の断裂で今季絶望となり、アストロズではホセ・アルテューベ内野手が右手親指骨折で、開幕には間に合わない状況となっている。

リーチ記者は「彼らの離脱を知った誰もが衝撃を受け、『あの選手不在で、チームはどうやって戦うつもりだろう?』と考えたものだ」とコメント。実際はなんとかなるものだとしつつも、チームが失うわけにはいかない選手のことを考えてしまうものだとし、各球団からそれに該当する選手をピックアップした。

同記者はエンゼルスの欠かせない選手として大谷を選出。「本当に難しい選択だ!」と述べつつも「だが、どうしても選ぶとすれば、球界最高レベルの打者にして最高レベルの投手である大谷だ。もう1つの選択肢であるマイク・トラウトを三振に仕留め、WBC優勝を果たしたのだから。甲乙つけがたいが、これがフェアな選択だろう」とつづった。鈴木については「ダンスビー・スワンソンが本命だが、カブスがサプライズを目指すのであれば、鈴木が健康で大活躍する必要がある」と述べている。