アスレチックス藤浪晋太郎投手(28)がメジャー初登板で大苦戦を強いられた。2回終了時点では4奪三振で完全投球。抜群の立ち上がりを見せたが、両チーム無得点の3回表に突如大崩れした。このイニングだけで打者9人に5安打3四球を許し、6失点してなおも1死一、三塁の場面で降板。2番手投手もエンゼルス打線の勢いを止められず、2回1/3を8失点の結果が残った。

3番大谷とはプロ1年目の13年交流戦以来となる同学年対決だった。1回2死では内角93マイル(約150キロ)スプリットで一ゴロに仕留めたが、3回無死満塁からは外角高め99マイル(約159キロ直球)で左翼フェンス直撃のタイムリーを浴びた。2番トラウトとの対決は1回1死から内角低め95マイル(約152キロ)スプリットで空振り三振に仕留めたが、2回無死一、三塁では四球を与えた。

直球の最速は100マイル(約161キロ)を計測し、最速95マイル(約152キロ)のスプリットにも落差があった。ただ、3回はことごとく甘く入ったスライダーを痛打され、先頭打者から2四球を挟んで4連打を献上。防御率30・86とホロ苦いメジャーデビュー戦となった。