WBCメキシコ代表として大会で旋風を巻き起こしたレイズのランディ・アロザレーナ外野手(28)が、八面六臂(ろっぴ)の活躍でチームの記録更新に貢献した。

ホワイトソックス戦に「3番左翼」で先発し、1回1死一塁で相手のエース右腕シースと対決。甘く入った96マイル(約154キロ)フォーシームをとらえ、左中間スタンドへの今季5号先制2ランを放った。レイズはこれで、メジャー新記録となる開幕から21試合連続で本塁打をマークした。

アロザレーナはさらに延長10回2死二、三塁でサヨナラ右前打を放ち、劇的勝利。その瞬間、WBCでおなじみとなった“腕組みどや顔ポーズ”をフィールドで披露し、勝利を祝った。

チームは今季本拠地で12勝0敗と、2009年のドジャース以来となる本拠地好発進。この日先発した左腕マクラナハンは「ランディは本当に、いつも勝負強い。見ていて楽しいよ」と話した。