レッドソックス吉田正尚外野手(29)が、日本人メジャー選手では初となる1イニング2本塁打を達成した。

敵地でのブルワーズ戦に「4番左翼」で出場し、まずは3番ターナーのソロで4-4となった直後の8回の第4打席。1ボール2ストライクから4番手右腕ブッシュのカーブを右翼席へ運び、13試合ぶりの2号ソロで勝ち越しに成功した。

チームはさらに3点を加え、なおも2死満塁で巡ってきた第5打席。5番手右腕ゲラに2ストライクと追い込まれながら、内角スライダーを捉え右翼席へ3号グランドスラムを運んだ。

ESPNによると、レッドソックスの選手による1イニング2本塁打は08年8月12日のレンジャーズ戦で記録したデービッド・オルティス以来、4人目。新人ではメジャー史上4人目で、1962年ジョー・ペピトーン(ヤンキース、元ヤクルト)以来、61年ぶりだという。

吉田は第1打席で先制打となる犠飛を放ち、この日は4打数2安打6打点の活躍で、今季打率2割3分1厘、3本塁打、15打点とした。レッドソックスのコーラ監督は、吉田について「修正しているし、強い打球を飛ばすために何が必要かも理解している。今日は2球捉えた。2本目は見ていて楽しかったよ」と話した。

【動画:吉田正尚1イニング2発、マッチョダンベルで同僚が祝福】はこちら>>