先制の10号ソロ本塁打と決勝打を放ったエンゼルス大谷翔平投手(28)について、投手としてオリオールズなどで通算78勝を挙げ、地元放送局MASNで解説者を務めるベン・マクドナルド氏(55)がそのパワーとスピードを称賛した。

大谷は1回の第1打席で、先発右腕ウェルズから先制の10号ソロ本塁打。5-5の8回2死満塁では、6番手左腕コローンに対して一塁へゴロの打球を放った間に快足を飛ばして適時内野安打とし、決勝の1点を奪った。

マクドナルド氏は1回の先制10号ソロについて、「彼のストライクゾーンのどこでも対応する能力には目を見張る。外角の球の対応能力はすごい。なんと長い腕だ。高めのチェンジアップを引っかけてライトスタンドに押し込んだ」と驚いた。

さらに8回の適時内野安打については「投手のコローンが一塁カバーに1歩出遅れたね。その瞬間に、オオタニは内野安打にできる、リードを奪えると直感しただろう。現役時代のケニー・ロフトン(元インディアンス)もそうだったが、投手の方が1歩出るのが遅れたら競争では勝てない」と、大谷を通算622盗塁を記録した名選手にたとえて称賛した。