アスレチックス藤浪晋太郎投手(29)が逆転を許し、炎上した。

6回途中から4番手で登板し、1回2/3で1安打2四球1三振で無失点だった。前の投手が残した走者3人を全員かえして逆転を許した。藤浪自身は無失点。無失点は2試合ぶりで、これで防御率は11・57となった。30球を投げて、ストライクは18球(60%)だった。

3-1と2点リードの6回1死満塁で4番手としてマウンドに上がった。1番の右打者マカチェンに、初球は頭部付近への抜けた直球。マカチェンがもんどり打って倒れ込み、球場が騒然となった。3球連続で内角高めへ抜け、結局フルカウントからの押し出し四球で1点差。続くレイノルズにも押し出し四球を与えて同点に追い付かれた。3番の代打スウィンスキーは右翼への犠飛。これで3-4と勝ち越しを許したが、右翼手が三塁送球で二塁走者を刺して併殺となった。

7回は三振、右安で1死一塁としたが、ヘイズを二ゴロ併殺打に仕留め、無失点で切り抜けた。

自己最速を更新する102・1マイル(164・3キロ)をマークした。マカチェンへの8球目、フルカウントから外角低めに外れるボール球だった。この日に行われた、全球場で藤浪の直球が最も速かった。直球の平均球速は99・8マイル(160・6キロ)と球速は今季平均の97・2マイル(156・4キロ)を大きく上回ったが、またも制球に課題を残した。

藤浪は2日のマーリンズ戦でオープナーとして先発も1回2安打2失点で今季6敗目を喫しており、中2日での登板だった。