米ESPNは6日、「まだちょっと早い今季オールスター選出予想」と題し、両リーグの候補者をピックアップ。エンゼルスの大谷翔平選手について指名打者として先発と予想しつつ、投手としての選出については「そうであってほしい」との“願望”をつづっている。

同メディアは、大谷をア・リーグの先発指名打者として予想した理由について「大谷のホームラン以上に壮大なシーンはなかなか見られないものだ。たとえば、ランス・リンから先日放った459フィート(約140メートル)特大弾。あるいは、オリオールズ戦で右中間に飛ばし、ユートーストリートを守るフェンスを直撃した456フィートの1発。これについてはオリオールズ実況のケビン・ブラウンが『あんなところまで打つ人間はいないよ』とコメントしたくらいだ」と、そのパワーを称賛。

同記事では、フランバー・バルデス投手(アストロズ)をア・リーグ先発投手に選出しているが、候補者が非常に多いため、3日時点の成績でピックアップしたとしている。ただし、「大谷が指名打者との二刀流であることから、投手を1人追加できる」と説明。昨季先発のシェーン・マクラナハン(レイズ)らに交じってここでも大谷が名を連ねた。

同メディアは「気持ち的には大谷をマウンドでも起用したい。彼は(3日時点では)奪三振率と被打率でトップの成績だ。だが、候補者11人の中では防御率が最も悪く、WAR(平均的な代替選手に比べて何勝分を上積みできたかという、選手を総合的に評価する指標)ではベースボールリファレンス版でもファングラフス版でも11位となっている」と懸念を示している。