故障の連鎖が止まらない。エンゼルスが、試練を迎えた。トラウトの長期離脱は避けられない状況となった。前日の8回に左手を痛め、一般的に全治4~8週間となる有鉤(ゆうこう)骨の骨折が判明した。この日は4番レンドンが自打球を左すねに当て、打撲で途中交代。主力の故障者が続く中、大谷はチームの思いを代弁するように言った。
「状況的にはちょっと厳しいですけど、出ている選手はみんな頑張ってますし、切り替えて、1勝1勝、積み上げていくしかないかなと思います」
投打がかみ合わず、ナ・リーグ西地区4位のパドレスに2連敗を喫した。例年、故障者が出始めるとズルズルと沈んでいくエンゼルス。ネビン監督は「戦いはまだ、3カ月残っている」と前を向く。前半戦は残り3試合。弾みをつけるためにも、大谷は「そこまであと数試合が一番大事かなと思うので、しっかりいい勝ち方ができればまだまだいける」と力を込めた。
勝負の後半戦、プレーオフ進出をかけた相手との戦いでは、徹底的にマークされることが予想される。2年前は、故障でトラウト不在と主力打者の離脱で四球攻めに遭い、打者で失速した。同様の攻め方について、ネビン監督は「それは起こりえる。ただ、ショウヘイは賢く、それを理解していると思う。あまり、いろんなことをやりすぎないように。彼はチームメートがとてもいい選手たちであることも分かっている」。大谷には経験がある。あの時の二の舞いにはならない。【斎藤庸裕】



