今季終了後にフリーエージェント(FA)となるエンゼルス大谷翔平投手(29)にメッツが最高額オファーをする可能性を、18日付のニューヨーク専門テレビ局SNYの電子版が伝えた。ジョン・ハーパー記者によると「もしオオタニが東海岸の移籍に前向きなら、メッツの大富豪オーナーであるスティーブ・コーエン氏は最高額を提示するだろうと、話を聞いた複数の球界関係者全員が口をそろえた」という。

今季大補強したにもかかわらず低迷したメッツは、8月のトレード期限でベテラン先発投手のバーランダー、シャーザーらを放出。同オーナーは、来季は再建期にすることを示唆していた。だが同記者によると、ある他球団の幹部は「もしオオタニがニューヨークに来ると言えば、彼らは考えを変えて来季優勝を狙いにいくはずだ。総年俸がどれくらいになるか分からないが、コーエンは彼を獲得できるならお金は気にしないだろう」と指摘したという。

大谷は右脇腹のケガで負傷者リスト入りし、今季終了。だが44本塁打で本塁打王と2度目のMVP選出が確実視されており、右肘靱帯(じんたい)の損傷があってもMLB史上最高額の5億ドル(約725億円)の契約になることが予想されている。

 

★米大リーグの高額契約5傑

◆1位 マイク・トラウト外野手(エンゼルス)4億2650万ドル(約618億円)=2019年から12年契約

◆2位 ムーキー・ベッツ外野手(ドジャース)3億6500万ドル(約529億円)=2021年から12年契約

◆3位 アーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)3億6000万ドル(約522億円)=2023年から9年契約

◆4位 マニー・マチャド内野手(パドレス)3億5000万ドル(約508億円)=2023年から11年契約

◆5位 フランシスコ・リンドア内野手(メッツ)3億4100万ドル(約494億円)=2022年から10年契約