エンゼルス大谷翔平投手(29)が1日(日本時間2日)、日本人初の本塁打王に輝いた。公式戦の全日程が終了し、各部門の記録も確定。エンゼルスの広報はX(旧ツイッター)で、打者、投手、二刀流、オールスターの4部門に分けて、今季達成した主な記録を列挙した。

◆打者部門 ア・リーグ4位以内の部門は本塁打(44本=1位)、塁打(325=1位)、長打(78=1位)、長打率(6割5分4厘=1位)、出塁率(4割1分2厘=1位)、OPS(1・066=1位)、敬遠(21=2位)、三塁打(8=3位)、得点(102=3位タイ)、四球(91=4位タイ)、打率(3割4厘=4位)。

40本塁打以上は21年以来2度目で、40本到達は今季一番乗りだった。

複数回40本塁打以上は、エンゼルスではトロイ・グラース(00、01年)とマイク・トラウト(15、19、22年)に次いで3人目。

6試合連続(6月12~17日)で長打と四球と得点を記録した選手は、21年ベーブ・ルース(7試合連続)と97年バリー・ボンズ(6試合連続)に次いで3人目。

今季唯一の6三塁打以上と34本塁打以上を同時達成で、3年連続は史上初めて。

◆投手部門 130投球回以上で、被打率1割8分4厘は、ア・リーグ1位。

20回2/3連続自責点0を継続しながら今季を終了。

自責点1位以下を23先発のうち13試合で記録。

7月27日デトロイトのダブルヘッダー第1試合でキャリア初完投、初完封。1安打3四球8三振だった。

被打率1位に加えて、最後に先発した試合までは、奪三振率(11・39)がリーグ2位、空振り率(30・9%)が2位、防御率(3・14)が3位、WHIP(1・06)が4位、勝率(6割6分7厘)が5位タイ、勝ち星(10勝)が8位タイだった。

◆二刀流選手部門 10勝以上&30本塁打以上を2年連続。これまで1918年ベーブ・ルースが唯一の2桁勝利&2桁本塁打だった。

投手として先発した23試合では、打者として打率3割7分2厘、3二塁打、2三塁打、7本塁打、15打点。7本塁打は1931年のファレルに次いで2位タイ。

本塁打が両リーグ最多だった間に、9先発した。

先発登板した3試合で、あと1本でサイクル安打という打撃を見せた。

全先発登板でDHとして出場した。

◆オールスター部門 投手と野手で3年連続出場。両部門の同時選出は大谷のみ。

エンゼルスで第1次ファン投票1位は79年ロッド・カルー、19年トラウトに次いで3人目。

DHで3年連続ファン投票選出は、殿堂入りした11~13年デービッド・オルティス以来。