DeNAのトレバー・バウアー投手(32)が性的暴行を受けたと主張した女性との訴訟で和解したことについて、通算305勝を記録し殿堂入りしたトム・グラビン氏(57)が同情し、球界に問題を提起した。

5日付のFOXニュース電子版によると、グラビン氏は人気YouTubeチャンネルに出演し、MLBから長期間の出場停止処分を受け日本に渡ったバウアーの状況について議論。「デリケートな問題についてはバランスを取りたいと考えているが、トレバーの場合、罪になることは何も犯していない。それでも3年間の処分を受けたと同等の状況だ。その時間は戻ってこない。3年若返ってプレーすることはできない」と指摘し、調査と処分を慎重に行うべきではないかという考えを示唆。「これについて、もう少し議論が行われるべき。罪を犯していないのに訴えられる可能性があるのだから」と話した。

バウアーのMLB復帰については「彼を獲得しようという球団はあるかもしれないが、獲得すればそれにともなうマイナス要素についても対処しなければならないだろう」と話した。