第6シードから勝ち上がったダイヤモンドバックスが、本拠地でまさかの3連敗を喫し、01年以来22年ぶりの世界一に、あと1歩届かなかった。先発右腕ゲーレンが6回まで無安打の快投。だが打線は5回まですべて得点圏に走者を進めながら適時打が出ず、7回に1点を先制された。9回にも4点を許し、快進撃は止まった。

元ヤクルトのロブロ監督は、春季キャンプに旧同僚の古田氏を臨時コーチとして招くなど、盗塁や犠打を絡める野球を推進。メジャー最少の56失策と堅実な守備力を武器に激戦をしのいできた。1番キャロル、捕手モレノ、中堅トーマスはいずれも23歳。同監督は「彼らをとても誇らしく思う。頂上に近づけたし、来年はもっとハングリーなチームになるだろう」と、若いチームの将来に自信をのぞかせた。