かつてNPB日本ハムとソフトバンクで投げ、今オフにパドレスからフリーエージェント(FA)となっていたニック・マルティネス投手(33)がレッズと2年総額2600万ドル(約39億円)で正式に契約した。

11月30日にレッズとの合意が報じられていたが、身体検査に合格し、正式発表の運びとなったと、MLB公式ウェブサイトが2日に報じた。

2024年シーズンの年俸は1400万ドル、25年が1200万ドル。24年ワールドシリーズ終了後に自ら契約を破棄できるオプトアウトのオプションがつく。

レッズはまた、救援右腕エミリオ・パガン投手(32)と2年総額1600万ドルで契約を結んだ。

ニック・クラール運営本部長によると、レッズはこのオフの早い段階でマルティネスとパガンに狙いを定めていたという。

マルティネス本人も、代理人のスコット・ボラス氏に真っ先に接触したのがレッズだったと明かし、そのスピードに熱意を感じたことが契約の決め手となったと述べた。

レッズでは先発と中継ぎのいずれの役割を担うか現時点では未定。マルティネス本人は「先発の方が自分の力をより生かせると思うが、どんな役目でも引き受けてプレーオフ進出への力になりたい」と意欲を示した。