大谷翔平投手がフリーエージェント(FA)でメジャー史上最高となる10年総額7億ドル(約1015億円)でドジャースと合意したことを受け、米ヤフー・スポーツは9日、大谷の巨額の契約を過去の北米4大プロスポーツにおける史上最高額の契約と比較した。

 

NFL:パトリック・マホームズ(チーフス)、10年総額4億5000万ドル(平均年俸4500万ドル)

マホームズが契約を結んだ2020年の段階で北米4大プロスポーツ最高額であり、これを超えるのは欧州サッカーのリオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドの2人だけだった。

 

MLB:マイク・トラウト(エンゼルス)、12年総額4億2650万ドル(平均年俸3550万ドル)

所属していたエンゼルスと19年に契約延長に合意した。トラウトはその時の時点でキャリアのピークに近づいていたことと、大谷は投手でもあることから、今FA市場で大谷がトラウトの記録的な契約額を超えるのは必至とみられていた。

 

NBA=ジェイレン・ブラウン(セルティックス)、5年総額3億370万ドル(平均年俸6070万ドル)

MLBの大型契約は7年契約からスタートするのが典型だが、NBAの大型契約はそれより期間が短く、そのために平均年俸はより高くなる傾向がある。ブラウンは23年7月に結んだこの契約で、NBAでは初めて年俸6000万ドルを突破した。

 

NHL=アレックス・オベチキン(キャピタルズ)、13年総額1億2400万ドル(平均年俸950万ドル)

上記の契約自体は20年で満了。オベチキンは38歳の今もウェイン・グレツキーの歴代最多894ゴールの記録更新に向けてキャピタルズで現役を続けている。800ゴール達成は歴代3人目で、12月9日現在827ゴール。