大谷がドジャースと結んだ10年総額7億ドル(約1015億円)は、大部分が後払いの契約になっていると、複数の米メディアが伝えた。ESPNのジェフ・パッサン記者によると、これは勝ちにこだわる大谷自身の希望。関係者によると「年俸のほとんどを後払いとすることで、ぜいたく税制度に関するコストを抑えることができる。それによってオオタニ以外の補強がしやすくなり、チームが強化できると考えた」という。ぜいたく税制度は、超過分の額が大きくなると課税額の割合が上昇し、対象に2年や3年連続でなると課税が重くなるよう制度設計されているため、球団がたとえぜいたく税の限度額を超えたとしても、後払いで年俸を抑えることがコストカットにつながる。

同記者の説明によると、ぜいたく税の対象になるのは通常、契約の年平均額であるため、大谷が普通の契約なら対象額が7000万ドル(約102億円)になる。だが後払いにした分は割引になるため、大谷のぜいたく税対象額は4000万~5000万ドル(約58億~72億5000万円)の範囲になる見込みで、チームの総年俸が約30億円かそれ以上軽くなる計算となる。また、ESPNのアルデン・ゴンザレス記者は「この契約にはオプトアウトは含まれていない」と、大谷が契約破棄できる権利はないことを伝えた。