ドジャース入りを決めた山本がヤンキースとメッツの2球団を選ばなかったため、地元ニューヨークのメディアは落胆した。ニューヨークポスト紙は「YAMAOHNO!(山オーノー)」の大見出しで無念さを表現。「日本のスターがヤンキースとメッツを突っぱねてドジャース入り」と大谷の入団会見の写真と一緒に並べた。

マイク・バッカロ記者は「Friggin LA」(クソったれLA)と禁止用語に発音が近い、汚い言葉を記事で繰り返した。近年NBAやNFL、NHLでもロサンゼルスのチームが優勝し、大谷らFA争奪戦でも負けが続いていたため悔しさが余計に募ったようだ。

米メディアによると、メ軍はド軍と同額、ヤ軍は10年総額3億ドル(約420億円)のオファーを提示していた。2度交渉したヤ軍は背番号18が入ったユニホームを贈り、OBの松井秀喜氏からのビデオメッセージでもアピールしていたと判明。ニューヨークポスト紙は、ヤ軍が今後、スネル(パドレスFA)今永昇太(DeNAからポスティング中)らに狙いを変えるだろうと報じた。