カブスと契約した今永昇太投手(30)が12日(日本時間13日)、シカゴ市内で入団会見を行いいきなりファンの心をがっちりつかんだ。

会見は、英語スピーチから始まった。

「Hey Chicago, what do you say? The Cubs are gonna win today.(ヘイ・シカゴ。ホワッ・ドゥユゥセイ? ザ・カブス・ゴナウィン・トゥデー)」

やあシカゴのみんな、いいかい、今日はカブスが勝つからね。そんな意味のフレーズだが、これは「Go, Cubs, Go」というカブスのファイトソングの歌詞。1984年にフォーク歌手のスティーブ・グッドマンが作ったもので、シカゴのリグリーフィールドではカブスが勝利したときに必ず流される曲だ。

このスピーチに、会場から拍手と歓声が上がり、つかみに大成功。スポーツ・イラストレイテッド電子版も「シカゴのファンの心をつかむ一番いい方法を使った」と評した。

また背番号18を選んだ理由も、地元メディアやファンを感激させた。カブスが2016年に108年ぶりのワールドシリーズを制覇した際に、シリーズMVPに輝いたベン・ゾブリスト内野手が着用していたのが18。「シカゴ・カブスの歴史を自分なりに調べて。自分も同じような活躍をしたいと思った」と明かした。SNSではこの言葉も「彼が大好きになった」と評判を呼んだ。