ドジャース大谷翔平投手(29)が、総合教育・生涯学習機関ECC(本社・大阪市)と契約し、2月1日付でブランドアンバサダーに就任したことを、同社が発表した。大谷のスポンサー契約企業は実に15社目。両者は語学を通して世界に羽ばたく若者をサポートしたいという思いで一致し、今後「共同プロジェクト」を立ち上げる。

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世界を熱狂させる大谷のモテモテぶりはとどまるところを知らない。ポルシェ、JAL、SEIKОなどの世界的企業に続き、英会話をはじめとする語学学習の国内最大手の「ECC」が15社目のスポンサー企業として仲間入りした。

大谷は先月27日(日本時間28日)にニューヨークで開催された全米野球記者協会(BBWAA)ニューヨーク支部主催の「アワードディナー」に出席。流ちょうな英語でスピーチし、ファンを驚かせたばかりだが、メジャー移籍7年目でここまでくるには言葉の壁にもどかしい思いもしてきたようだ。

同社と契約を結んだ1月、大谷は代表取締役社長の花房雅博氏(69)とロサンゼルスで対談。「まだまだ語学はね、そこまでではないんですけど」と自己評価しながら「もっと昔から語学をやっておけばよかった」と悔やむ場面もあった。そして次に続く若者に対して「語学を勉強していたほうがいいよ」とアドバイスも。この思いは「大谷選手のように、世界で頑張れるような若者を語学を通して応援したい」(同社長)というECCと合致する。

10年総額1015億円の超大型契約でドジャースに移籍した今オフ。「野球やろうぜ!」と日本全国の小学校にグラブ計6万個を寄贈し称賛されたが、今回タッグを組んだ大谷とECCは「共同プロジェクト」を実施予定(詳細は後日発表)で、さらに若者をサポートしていく方針だ。

過去同社のCMキャラクターには、北野武やフィギュアの浅田真央ら、世界で活躍する人材が起用されてきた。今回の大谷は実績はもちろん、人気、好感度とも世界最高峰と言える。広告広報・マーケティング本部の黒崎啓史本部長(56)は「業界最大手と自負している弊社が大谷選手と組むことは、世界に何よりも信頼を得ることになります」と大きな効果を確信する。

打者一本でさらなる活躍が期待される今季の大谷。グラウンドの中でも外でも若者に夢を見せてくれそうだ。【町野直人】

◆ECC 1962年(昭37)創業以来、様々な教育活動を展開。幼児からシニア世代までそれぞれの目的を実現する独自のカリキュラムや教材を導入し、確かな成果を生み出している。語学教育を通じて、時代にあった“真の国際人”としての資質を兼ね備えた人材を育てることを使命としている。