ドジャース山本由伸投手(25)をサポートしている日本人スタッフが、チームの全体練習に“本格参加”した。山本の米国生活をサポートする石原与一さんが「YOICHI 41」と背中に刻まれたユニホームを着用し、ウオーミングアップ後のタイム走を2本走ると、守備練習にも参加。軽快な動きでダブルプレーなど連係プレーも難なくこなした。

さらに、大谷翔平投手(29)が行ったライブBP(実戦形式の打撃練習)にも途中で1打席だけ参加。中継ぎ右腕ジョー・ケリー投手(35)と対戦し、2ストライクからファウルで粘ったが、最後は見逃し三振に倒れた。打撃ケージ裏から見守っていた大谷も笑顔で、懸命なプレーをたたえた。

その後、フリードマン編成本部長が経緯を説明。「彼はいい打者というより、守備がうまいと思っていたんだけど、ヨシノブが『逆です』と伝えてきたんだ。私は『もし我々がヨシノブと契約したら、いつか君(石原さん)にチームの練習に参加してもらう』と伝えた。今日がその日だった。これはトライアウト。だから我々は映像を分析する。まだ(契約に向けて)交渉は続いているよ」とジョーク交じりに明かした。