右肩の張りを訴えたメッツ千賀滉大投手(31)がPRP(多血小板血漿=けっしょう)注射を受け、少なくとも3週間はノースロー調整になる見込みとなった。25日、球団公式サイトが伝えた。

キャンプ初日から右肩に異変を感じ、MRI検査で22日に右肩後部の張りが判明した。本拠地ニューヨークに戻ってPRP注射を受け、25日に再びキャンプ地のフロリダ州に戻った。

投球再開まで今後3週間を要する。キャンプと同じ6週間の調整期間なら4月下旬に復帰可能だが、5月上旬にずれ込む可能性もある。千賀は地元局SNYのインタビューに「肩の状態に合わせて。今はまだ何も話せない」。メンドサ監督は「まず注射が効いて、投球プログラムが始まれば、回復状況などいろいろなことが分かってくるだろう。今はとにかく回復を待つしかない」と語った。

チームはエース格となった千賀の意見も、リハビリに取り入れる方針だ。千賀は「戻った時にいいパフォーマンスをして、中途半端なパフォーマンスをせずに、しっかりチームに貢献できるような形でマウンドに戻れることを考えている」と神妙な表情を浮かべていた。