カブス今永昇太投手(30)がメジャー4戦目で初めて自責点を記録し初被弾したが、無傷の3勝目を挙げた。マーリンズ戦に中6日で4度目の先発登板。4回に内野手の失策で走者を出した後、19年ア・リーグ首位打者の4番アンダーソンに内角高め直球をとらえられ左翼線二塁打で1失点し、さらに次打者チザムにスイーパーを右前適時打され、メジャー初の自責点がついた。

6回1死走者なしでは3番ベルにカウント2ー1からの4球目直球を左中間スタンドへ本塁打され、メジャー初被弾。それでもメジャーデビューから18イニング連続で自責点ゼロを記録し、デビュー戦以来となる2度目のクオリティースタート(6回以上自責点3以下)を達成。6回まで92球を投げ5安打3失点(自責点2)、無四球5奪三振で、防御率は0・84となった。

今永は試合後の会見で「前回と同じように苦しみながらの登板でした。自分の中で良くない球は確実に打たれていますし。苦しみながら最少失点に抑えて投げようと思いました」と話し、ここまでの4試合については「前回の登板の反省を次回に生かすというところではうまくいっている部分があるので、それは継続しながら。うまくいかなかった部分があれば次の登板で改善するというのを心がけてやりたいと思います」と話した。

カウンセル監督は「今日も素晴らしい登板だったし、ここまで4試合すべて良かった」と称賛した。

【実際の動画】今永昇太、三振奪取からの叫び そして天を仰ぐ