ドジャース大谷翔平投手(29)が今季第6号、メジャー通算177号となる特大ソロを放った。
2点リードの9回無死での第5打席、右腕バーンズと対戦。1ボールからの2球目、真ん中85・6マイル(約138キロ)のスプリットを右翼席へ完璧に運んだ。打球速度は118マイル(約191キロ)、飛距離は今季最長の450フィート(約137メートル)だった。
大谷はこの1本でメジャー全30球団中で26球団目、24球場目のホームランとなった。
試合が行われたナショナルズパークはワシントンD.C.にある。ワシントンD.C.は特大弾の聖地とされている。53年4月17日、ヤンキースのミッキー・マントルが当時ワシントン・セネタースの本拠地、グリフィン・スタジアムで特大の本塁打を放った。飛距離はメジャーを使って170メートル以上と計測。これが「テープ・メジャー・ショット」として語り継がれている。
また、ワシントンD.C.は、1912年に日本から桜の木が贈られ、以降桜の名所として知られている。大谷が伝説の地で強烈な1発を残した。