ブルージェイズ菊池雄星投手(32)は、6回9安打4失点無四球3奪三振で、2敗目(2勝)を喫した。

花巻東の後輩、ドジャース大谷翔平投手(29)との今季初対決が実現。1回無死三塁の状況では大谷を二ゴロに抑えたものの、続く3番フリーマンに左犠飛を許し、1点を先制された。

続く2回は下位打線に3安打で1点を許した後、2死一、三塁から大谷に今季最速の98・2マイル(約158キロ)の速球を右前へはじき返され、3点目を失った。大谷にとって自己最速の打球速度119・2マイル(約191・8キロ)となった対決を振り返り、菊池は「自分自身も腕を思い切り振った球だったが、投げた瞬間にライト前にいった。打球が速すぎて見えなかった」と苦笑いだった。

3回は無失点。4回にはベッツに適時打を許したものの、大谷をカウント2-2からカーブで空振り三振に打ち取った。それでも、5回、6回をいずれも3者凡退に仕留め、4試合連続で6イニング以上をクリアした。球数は91球、防御率は2・94となった。大谷との対戦は3打数1安打1打点1奪三振だった。

終盤の追い上げ及ばす2点差で敗れたブルージェイズは5連敗。菊池も「レベルの高い打線。スライダーを決め切れず、うまく打たれた」と落胆した。

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