カブス今永昇太投手(30)が、米専門テレビ局ESPNの全米人気中継番組「サンデーナイト・ベースボール」で試合中のインタビューに登場した。

番組では、今永のこれまでの活躍や「ヘイ、シカゴ」と英語であいさつし話題になった入団会見のシーンを紹介するなど、全米中継で今永がフィーチャーされた。試合中には、ビジターのベンチに座りながら放送席と会話のやりとり。今や先発投手陣のリーダー格になっているがと声をかけられると「とにかく僕はアメリカでは小学校1年生みたいなものなので、すべてのことに興味を持って、成功している人に話を聞いたり、時には苦労を味わった選手にもアドバイスを求めたり、そういったことが大事なんじゃないかなと思います」と返答。メジャーで自分の球が通用すると自信を持てた瞬間はいつかと問われると「いやまだ、正直、通用しているとは思っていないくて。理由は、まだ初体験のチームだけなので、これが繰り返し繰り返し対戦が続いてくると、攻略もされるでしょうし。そういったときが、僕の本当のスタートだと思っているので。今は本当にがむしゃらにやっているだけです」と話した。

サイ・ヤング賞に輝いたこともある名投手として知られる解説者のデービッド・コーン氏には高めフォーシームにどのように動きを加えているのかと興味津々に問われると「指がボールを持ったときの角度から伸びないように、指が遠心力に負けないようにというのを気を付けながら。アーチを保ちながら投げることに気を付けています」と答えるなど「投げる哲学者」らしいハイレベルの野球談議も披露した。