【ミルウォーキー(米ウィスコンシン州)14日(日本時間15日)=斎藤庸裕】ドジャース大谷翔平投手(30)が、1イニング2盗塁で一気にシーズン35盗塁に到達した。ブルワーズ戦に「1番DH」で出場。2回の第2打席で四球を選ぶと、二盗、三盗に成功。史上16人目の35本塁打、35盗塁の「35-35」を達成した。残り41試合で史上6人目の「40-40」は目前で、史上初の「45-45」も見えてきた。

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3戦連発はならなかったが、大谷が足で盗塁を“連発”した。過去の対戦で4割超え&5発と好相性だった右腕モンタスと対戦。アーチは描けなかったが、ブ軍バッテリーの間合いは掌握した。3点リードの2回1死、四球を選ぶと、2番ベッツの打席の2球目で二盗に成功。素早いスライディングで二塁手のタッチをかわした。

これだけで終わらない。2死二塁となり、3番フリーマンの打席では三盗に成功。捕手コントレラスが座りながら懸命に送球したが、余裕を持ってセーフだった。35本塁打、35盗塁の「35-35」を達成し、球団では11年のマット・ケンプ以来、13年ぶり2人目となった。また、MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によると、大谷は出場118試合目で「35-35」に到達。98年のアレックス・ロドリゲス(マリナーズ)に並んで、史上2番目に早いスピード達成だという。

オフから取り組んできた走塁改革が実を結んでいるのはもちろん、試合直前のウオーミングアップでは必ず、盗塁スタートの構えからスタートダッシュを繰り返す。地道な努力の積み重ねが、好結果につながっている。この日のブ軍バッテリーは右腕モンタスと捕手コントレラスでモーションはさほど速くない。事前の情報を踏まえた上で、2番ベッツ、3番フリーマンの打席でともに2球目、早いカウントでリーグ単独2位となる盗塁を決めた。

快足でかき回したが、得点にはつながらなかった。失策絡みで逆転され、この日は1点差で惜敗。チームの連勝は5でストップした。一方で、大谷の「40-40」達成は目前。シーズン49本塁打&46盗塁ペースで、史上初の「45-45」も現実として捉えてきた。

▼大谷が2盗塁を決めて、今季通算35盗塁。並んでいたチュラング(ブルワーズ)を抜いてリーグ単独2位に浮上した。日本人で35盗塁は11年イチロー以来(40)以来13年ぶり2人目。イチローは35盗塁以上を7度記録している。

▼35本塁打&35盗塁は、23年アクーニャ(ブレーブス)に次いで16人、22度目。30歳以上となるシーズンでの達成はウィリアムズ、ボビー・ボンズ、バリー・ボンズ、ソリアーノに次いで18年ぶり5人、6度目。

◆NPBの35本塁打&35盗塁 過去2人だけで、53年中西(西鉄)は2年目ながら36発&36盗塁。打率も3割1分4厘だった。秋山(西武)は1人で2度達成。87年に43発&38盗塁、90年に35発&51盗塁。

大谷翔平が二盗&三盗!35盗塁で本塁打との「35-35」達成も無安打で連勝ストップ/詳細

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