<ヤンキース5-4レッドソックス>6日(日本時間7日)◇ヤンキースタジアム

 【ニューヨーク=千葉修宏】ヤンキースの新星ガードナーが左翼定着を猛アピールした。延長10回裏2死二塁の場面で、パペルボンから、この日2安打目となるサヨナラ中前打を放った。盗塁もするなど売りものの走力も見せた。

 あおりを食らいそうなのがDH松井秀喜外野手(34)。左翼のレギュラー、デーモンがこの日、4日の試合でフェンスに強打した左肩ねんざのため、メジャー14年目で初の故障者リスト(15日間)入りしたが、今後はガードナーを正左翼手とすることになった。

 キャッシュマンGMは松井に対しては、手術も念頭に置きながら、完治を求める方針。一方、20日から戦列復帰可能なデーモンについては「守備に就けなくても、打撃さえOKならすぐ戻ってきてほしい」。復帰後しばらくは「1番DH」で起用する見通しだ。

 松井はこの日もアイシング治療などで帰宅。「ひざ?

 見た目は良くなっていると思います。まだ動いていないので分からないですけど」という。だが仮に今季中に戦列復帰できたとしても、DHをデーモンやジアンビらと分け合う形。例年に比べ大幅な試合数減は避けられない。