メッツからFAとなった高橋尚成投手(35)に、巨人の元同僚松井が在籍したエンゼルスが、強い興味を持っていることが17日(日本時間18日)、明らかになった。GM会議が行われているフロリダ州オークランドで、エ軍トニー・リーギンスGM(43)が、今オフの補強ポイントについて発言。救援陣の強化を最優先事項に挙げたうえで、高橋について「もちろん調査は進めている」と、前向きな姿勢を明かした。

 昨季途中、抑えのフエンテスをトレードで放出したこともあり、手薄になった救援陣の強化は急務。同GMは「右投手も左投手も必要」と話す一方で、高橋をはじめとする日本人投手の資質を高く評価した。抑えには快速右腕ロドニーを固定する方針だが、長いイニングもこなせる左腕のセットアッパーに対して、強い興味を示した。「まだ決定はできないが、積極的に動くつもりだ」。高橋だけでなく、ロッテからFAとなった小林宏之投手(32)の調査も進めており、松井なき後も、日本人選手獲得の可能性は高そうだ。