元ロッテで米独立アトランティック・リーグのランカスターでプレーする渡辺俊介投手(38)が17日、来季もメジャーを目指す考えを明かした。今季はレッドソックスのキャンプに参加し、開幕は現在のチームで迎えた。先発と中継ぎ何でもこなし、今季は8勝2敗、防御率3・42で、残り4試合でレギュラーシーズンを終える。この日は遠征先のロングアイランドで最後の先発マウンドに上がり、シーズンを振り返って「思ったより楽しくて充実してた。目標は別のところにあるので、満足はしていないですけど」と話した。

 今後については、既に腹が決まっている。「来年のスプリングキャンプに参加しないと(メジャーへの)チャンスはもらえないんで。その契約を取るためにどうすればいいのか、エージェントと相談しています」と、招待選手としてでもメジャーの球団と契約したい考えだ。日本球界復帰の選択肢は「その次ですかね。それをしてみてから」と話し「せっかく来て、1年ではね。手応えというか、つかんだものはあるんで、これで帰りたくはないですね」と決意を明かした。(ニューヨーク=水次祥子)